はじめまして。当サイト執筆者の市浦青と申します。サバイバー医師を名乗っています。ブログ内の「青ねずみ」も私自身のことです。
簡単な自己紹介
私大の文学部を卒業し、都市銀行の女子行員をやっていました。一人目の夫との離婚を経て、医学部再受験に挑み、38歳で国立大医学部に入学しました。現在は医師として働きながら、二人目の夫と幸せな生活をしています。
そんな自分の経験から、医学部再受験やその後の勉強法、自身の気づいたことなどを書いていきたいと思っています。かつての私自身に似た悩みや課題を持つ方にとって、わすかながらでもヒントになれたら幸いです。
(下部に、もう少し詳しい自己紹介を記載しました)
このブログについての説明・注意事項
一般論だけではありきたりの内容になってしまいます。なるべく生の声を届けるために、自分自身の通ってきた道をそのまま書いていきたいと思っています。そのため、内容に個人的な内容を多く含むことになります。匿名性を保つために固有名詞を伏せて記載しますが、内容には一個人の主観がかなり反映されますので、ご理解いただけますと幸いです。
このブログ開始時の元ネタは、筆者が以前にやっていた別のブログです。医学部再受験を始めることから、医師としての生活をスタートするまでの間、リアルタイムで実況中継をするようなブログでした。当時は内容を分類して整理することをせず日々の出来事やその都度心に思い浮かんだこと、趣味の言葉遊びなどを毎日のように書き綴っていたものでしたが、10年分を超える過去ログを見直すと、いくつものテーマがランダムに出てくるし、重複する内容もあるため、非常に見づらいものとなっていました。これを分類・整理し、新しい知見なども加えてこのブログを作成することにしました。
時代の変化とともに、私が受験勉強をしていた頃とは状況の異なるものも多いと思われます。あくまでも私個人の経験を書いているものとご理解くださいませ。新しい内容を加える必要が出てきましたら、適宜更新します。いずれ、自身のバックグラウンドに関わることや認知特性などに関することなども加えていきたいと考えています。自分自身の心情を語る際には若干ラフな文体になることをお許しください。
もう少し詳しめな自己紹介
同胞2名中の第一子。私が長女で、下に弟がいます。大人の言うことをよく聞く子でした。不器用なことも多く、発達障害的な要素を多分に持っていたと思います。名門と言われる高校を出ましたが、十代の頃、自分の夢に気付いたりそれを追いかけたりすることはできませんでした。私大の文学部に入学したものの、夢中になれるものもなく、冴えない気分を抱えながら卒業し、親の勧めに従い都市銀行の女子行員に。ここでも熱中するほどの仕事には巡り合えず、空虚な気持ちのまま一人目の夫(通称「黒夫」)と結婚。まったく不幸な結婚生活でした。調停を経てDVによる離婚が成立し、実家に出戻りました。この頃、ようやく自身の自我に目覚めたのかもしれません。調停と並行して医学部再受験の準備をし、離婚の解決金を軍資金にしました。大手予備校に2年間お世話になり、地方の国立大学医学部に入学しました。入学時、私は38歳でしたから、「20浪相当」ということになります(笑)。受験の間に所持金はほとんど使い果たしていましたので、大学入学後は授業料免除や奨学金、アルバイトその他でようやく食いつなぐ日々でしたが、「こんなに楽しい生活があたのか」と思えるほど、充実した学生生活でした。その後、研修医を経て、今では中堅ぐらい(?)の医師(内科医/精神科医)として病院勤務をしています。優しくて楽しい二人目の夫(通称「白夫」)と仲良く暮らしており、忙しいながらも幸せな毎日です。振り返ると、多少ギャンブル的な要素も含め、遠い道のりを、よくここまで来たなあと思います。
ところで、医師になってから流れ着いた、ある職場で、尊敬できる長老との出会いがありました。ここで長老による箱庭療法(スーパーバイザーによる教育分析のようなものでした)を受けたところ、驚くべき気づきがありました。これまで、私は、自分自身のことを「(黒夫による)DVサバイバー」としか捉えていなかったのですが、箱庭療法の過程で、自身が被虐待児であったという事実を再発見したのです。新鮮な驚きでした。そして、その時はじめて自身を許せる気持ちになりました。
当初、ここは勉強法のブログか日記風ブログにしようかと思っていたのですが、上述の気づきがあまりに新鮮だったので、これを書き留めておくことにしました。ここは、私自身のデータベースと自己浄化のための場所であると同時に、家族の問題で迷う方々にとっての何らかの参考になる場所にしていけたらと思っております。そのために、自身の鮮明な幼少時の記憶を赤裸々に書いていく記事が多くなると思います。趣旨をご理解の上でお読みいただけましたら幸いです。どなたかの一助となることができましたらうれしいです。
(2025-6-10)